必読!歯科用電子カルテの手引き

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病院の規模別、最適な電子カルテの選択とは

電子カルテ

規模に合わせた最適な電子カルテ選び

業務の効率化をする上で欠かせない、病院や歯科クリニックのアイテムが電子カルテです。

医療行為自体を充実させるため、サービス向上のためには、どんな電子カルテを選ぶのかも重要になってきます。

電子カルテの良し悪しで、病院の評判に影響を与えることもありますので、病院や歯科クリニック運営にも支障をきたしてしまいます。

ここでは病院や歯科クリニックの規模別に電子カルテの選び方について、詳しく紹介したいと思います。

電子カルテのメリットとは?

そもそも電子カルテを導入することにどんなメリットがあるのでしょうか?

まず、紙カルテでは実現できない多くの機能による、質の高い医療が受けられることが挙げられます。

大きな規模の病院では、会計待ちでたくさんの患者様が長時間の待ち時間を過ごさなければなりませんが、電子カルテを導入すれば会計待ち時間の短縮ができます。

また、医師が一方的に治療法を決めるのではなく、患者様に対して病名や病状、診療の目的や内容を分かりやすく説明する、インフォームドコンセントの際にも電子カルテは利便性を発揮します。

電子カルテにはインフォームドコンセント支援機能があるので、患者サービスの向上になります。

医師の診察で利用される電子カルテは、医療事務の効率化にもメリットがあります。紙カルテの場合、保存しておくカルテ管理という業務が発生しますが、電子カルテの場合、カルテ管理はなくなります。

新規開業の場合、カルテ棚を設置することがないので、コストダウンにもなります。

そのため、小規模なクリニックや診療所で、限られた予算でやりくりしたい所でも電子カルテはメリットが大きいと言えます。

電子カルテの導入は、多数のメリットがあることをきっかけにすることはもちろんですが、何を一番の目的に導入するのかも重要です。規模の大小に関わらず、そこだけは明確にしておきましょう。

操作性を重視する

電子カルテは、カルテの保存義務があるため、買い替えが中々難しい製品と言えます。

操作性が悪く、使いづらいシステムでは患者様へのサービス低下に繋がります。しかし、操作性ばかりは一度使ってみないと分かりません。

そこで病院や歯科クリニックで、候補となった製品を院内でデモンストレーションしてみると、実際に使うイメージが湧きます。

そして操作する全員で、使いたい製品に投票して選べば、現場に支持される納得の電子カルテを選ぶことができます。

現場でデモンストレーションして、タブレット端末が取り上げられて、採用されたケースなどもあります。

操作性においては、病院や歯科クリニックの規模は関係なく、操作のしやすさや、快適さを重視して選ぶことがポイントとなります。

具体的に操作性が良い電子カルテというのは、マウスのクリック数の少なさ・マウスの移動距離が短いことが挙げられます。

また、閲覧性の良さは電子カルテを長く使う上で、重要な操作性の要素の一つです。

標準を重視する

電子カルテでなくてもそうですが、自分の所だけでなく他の所で多く使われている製品を選ぶことが、互換性を重視することに繋がります。

例えば、地域の中核施設としてある病院が、標準となるシステムを導入することに決定しました。

それは地域の病院や歯科クリニック、診療所などの患者様の医療情報を共有することを目的としているからです。

今の所、日本には電子カルテの標準というものは定められていません。そのため、病院や歯科クリニックのある地域で最も多く利用されている製品を選ぶことを、標準として考えると良さそうです。

標準を重視する場合、病院や歯科クリニックの規模も関係してきます。

400床以上の大病院で多く使われている電子カルテと、入院施設の無い歯科クリニックで多く使われている電子カルテは、やはり違ってきます。

安定性を重視する

特にパソコンのシステム製品を利用する時は、安定性を求めることが当たり前です。

その製品が不安定だと業務がスムーズに進まなくなり、多くの人に影響を与えてしまうからです。

病院や歯科クリニックは特に多くの患者様に迷惑をかけるため、病院や歯科クリニックの評判が悪くなってしまいます。

そこで安定性を重視して電子カルテを選ぶには、検討している電子カルテを先に導入している施設を見学して、実際に使用している人から評価を聞くことがオススメです。

評価が低かったり、不満があったりする場合は、違う電子カルテを検討した方がいいでしょう。

最適な電子カルテを見つけた後は、その製品の事業者の技術力・サポート体制を最終確認してみてください。

それは、どんな完璧なシステムでも予想できない障害やトラブルが発生するからです。

安定性を重視する時は、病院や歯科クリニックの規模は関係ありませんが、信頼できる事業者で信頼できる製品であることを確認することが最も重要と言えます。

また、サポートは電子カルテ導入時のサポートと、導入後のサポートと2つに分けて考えた方がいいでしょう。

導入前はセット設定やインストラクションがメインのサポートで、一時的に必要になるサポートでと考えられます。

導入後のサポートは、法令改正時の対応や、リモート対応、トラブル発生時の対応など、長く使い続けるために重要なサポートと考えることができます。

導入後は全てオンラインでリモート対応できるとは限りませんので、病院や歯科クリニックの近くにサポート拠点があるかも確認する必要があります。

連携性を重視する

システム

病院や歯科クリニックの基幹システムである電子カルテは、他のシステムとの連携をはかる必要があります。

既存のシステム、今後構築するシステム、他の施設との連携システムなどを想定して考える必要があると言えます。

病院や歯科クリニックの規模が小さければ、連携するシステムも少ないかもしれませんが、将来的に連携する将来性も考えておかなければなりません。

電子カルテの製品仕様に明記されていることもありますが、詳しくは事業者に問い合わせしてみてください。

実際の導入例

ある離島の小さな診療所では、待ち時間の短縮を目的に電子カルテを導入しました。

医師は、レントゲンの撮影部位の指示から撮影後の画像を見ることが、ペーパーレスになったことが、効率的で便利と感じているそうです。

導入した電子カルテの事業者は、サポート体制が万全な所が特徴で、離島なのでネットワークサービスが特に気に入っています。

また、待ち時間の短縮以外の、紹介状や診断書の書類作成作業が大幅に作業時間短縮になり、医師の負担が少なくなって予想以上のメリットを感じています。

ある歯科クリニックでは、診療後から会計までの時間を短縮することを目的に、電子カルテを導入しています。

診療内容が明確に領収書に掲載されるので、患者様にとっても透明性や公正性が高い所が高く評価されています。

清算業務が簡単になった分、診療に時間をかけることができるようになったことが最大のメリットです。

医療事務の専門知識が少なくても使いこなせるため、人件費削減にもなり、病院経営の要となっていると感じているそうです。

まとめ

昨今、病院や歯科クリニックで当たり前に活用されている電子カルテは、様々なメリットがあります。

長い会計待ち時間の短縮、診察の効率化、他のシステムとの見事な連携など、医師や看護師、医療事務といった、病院や歯科クリニックで働く方の助けになることは間違いありません。

しかし、病院や歯科クリニックの要となる重要なシステムなので、選び方を間違うと大きな損失に繋がります。

ここでは、病院や歯科クリニックの規模に合った電子カルテの選び方をポイントごとに紹介しましたので、是非参考にしてみてください。

 
 
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