クラウド型
常設のデータベースを必要としないクラウド型電子カルテについて調べたことをまとめています。
インターネットを使用したコストを抑えられるクラウド型電子カルテ
通常、電子カルテを使用する際には、院内などにデータベースを常設しなければなりませんでした。
クラウド型の電子カルテは、インターネットのネットワークを利用することで、データベースを必要としないため、メンテナンスなどにもコストをかけずに患者さんたちの症状にかんするデータを必要なときに閲覧、記録することができます。
メリット1 低コストで設備を整えられて運営することができる
インターネットを介してデータを取扱うため、専用のデータベースをどこかに設置する必要がありません。特定のインターネット回線を利用することなく使えるので、設備に対する初期費用を大幅に抑えることができます。
また通常のサーバー設置時には、保守管理などにコストが必要となりますが、そういった費用も抑えることができます。
メリット2 最新システムを常時使用することができる
通常のデータベースを常設した場合には、定期的なシステムのバージョンアップが必要となりますが、クラウド型の場合にはそういった手間はありません。
クラウドを運営している会社には、定期的にさまざまな利用者から意見などが送られてきます。
それらの意見を反映した上で、クラウド自身が定期的な機能拡張を行っているので、医院のほうで行う必要はまったく必要ないのです。
さらに、システムの更新にかかる手間や費用もありません。
メリット3 院外でも簡単に利用できる
クラウド型電子カルテは、基本的にインターネットを利用することになるので、PC、スマートフォン、タブレットなどの端末。
そしてネット接続環境がそろってさえいれば、院内だけでなく、自宅や訪問先などのどこからでも電子カルテを取扱うことができます。
デメリット
クラウド型を使用する際には、クラウド側のセキュリティ設備をよく確認する必要があります。
完全にクラウドに依存した形で運営を開始してしまうと、クラウド側でセキュリティにかんする不備が合った場合には、最悪の場合、医院の運営自体が難しくなってしまう恐れがあるからです。
回線を二重にするなりのリスク対策を行っておく必要があるでしょう。