必読!歯科用電子カルテの手引き

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メリットたくさんの電子カルテ!慣れれば業務がスムーズに!

電子カルテの今

欧米に比べるとまだまだ普及がイマイチといわれることがある「電子カルテ」ですが、それでも3軒に1軒の診療所で使用されています。最近では、ネット環境があればどこでもデータを参照できる「クラウドサービス」を盛り込んだ電子カルテも登場してきているため、大病院や開業医を中心にますます導入が見込まれる技術です。

とはいえ、電子カルテサービスを提供している業者は様々なので、使い方について全般的に慣れておく必要があります。電子カルテの使用に関してどんな点を押さえておくと良いか、いくつかのポイントを見てみましょう。

まずは電子カルテのメリットを把握する

電子カルテという名前を見ればこの技術がどんなものであるか予想がつきますが、機械系が得意ではないという人にとっては、電子カルテの使用に躊躇いがあるかもしれません。しかし、電子カルテを使用すれば医院で働く人の作業はスムーズになります。つまり、自分のためになるということです。

電子カルテの具体的なメリットとして、まずスペースの有効利用が挙げられます。大きな医院であればまだしも、都市部であれば医院で開業ともなるとスペースの小ささは非常に大きな問題です。紙媒体のカルテの場合、患者数や症状に比例してスペースは大きく取らないといけませんが、電子カルテであればわずかなスペースにデータを集積できるため、省スペース化が可能です。

また、「情報共有」というメリットもあります。紙カルテを回すことなく同時に複数の医師や看護師がデータを見たり編集できたりするだけでなく、手書きにありがちな「読めない」という問題も起きません。患者情報の閲覧と記載が容易でき、管理も楽に行えるのが電子カルテのメリットなのです。

さらに、電子カルテであれば簡単に目的のカルテを検索でき、紛失や破損の恐れもありません。そのため予約や受付で患者を待たせずに、業務を遂行していくことができます。

一方で盗難などのセキュリティ問題や、コストがかかるというデメリットが指摘されることは見過ごせない点でしょう。しかし、クラウド型ならコストは大幅にダウンすることができ、セキュリティ問題も「IP-VPN」といった特殊ネットワーク利用で対策が採られてきています。メリットを踏まえれば、電子カルテで医療業務をこなすことは医療従事者だけでなく患者にとっても恩恵があるといえるでしょう。

電子カルテにいち早く慣れるために

電子カルテに慣れるためにできることは何でしょうか。まず無視できないのが、タイピング練習です。パソコンでの入力作業をあまり行ったことがない人の場合は特にそうですが、電子カルテの特性上タイピング速度は速いに越したことはありません。面倒に感じるかもしれませんが、手書きで書かれた時の見にくさや確認の手間を考えれば、見読性が一気にあがる電子カルテのタイピング作業は価値があります。タイピング練習のためのソフトやゲームもあるので、これらを活用するのも手です。

また、実際の使用についてはとにかく導入されるソフトを触って覚えることが大切。料理もそうですが、経験は熟達の土台です。触れば触る程操作は容易になるため、恐れずに電子カルテを味方にしていくつもりで動かしてみましょう。場合によっては「機械系が得意な人に教わる」「パソコン教室へ通う」という方法をとってもいいかもしれません。

最近では、ドラッグ操作など直感的なインターフェースを採用した電子カルテもあります。iPadなどもそうですが、複雑な操作をしなくても入力や閲覧ができるようになっており、ほとんどマニュアルを見なくても使いこなせるような仕上がりになっています。そのため、最初から操作性で定評のある電子カルテを導入するのが賢明といえるかもしれません。

電子カルテの使い方の例

電子カルテのメリットに関しては上記の通りですが、実際に電子カルテを利用している人たちはどんな風に使っているでしょうか。たとえば千葉県のある歯科医師は、入力支援に優れた電子カルテを導入していますが、コンピュータの質問に沿って入力作業を進めることで体系的でスピーディーなカルテを作成することができています。作成されたカルテは検査所見のできも良く、治療の流れや行われた処置の意義を把握しやすいため、時短と理解の深度の両方に貢献できているといえるでしょう。

神奈川県の別の歯科医師は、電子カルテの自動バージョンアップ機能を利用することで、スムーズな法改正への対応ができました。保険改正が実施された時も自動対応であったため面倒な作業が省略でき、バックアップ作業による手間も簡略化できています。

電子カルテを導入してスムーズな業務をこなしているのは、上記でご紹介した医院だけではありません。インターフェースや詳細な使い方に関しては、業者や医院ごとに多少異なってくるものの、簡便さや処置の明瞭化を目指しているのは同様です。電子カルテは今後さらなる飛躍を期待される技術であるため、いち早く慣れて良質なサービスを提供できるようにしていきたいですね。

 
 
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