必読!歯科用電子カルテの手引き

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電子カルテ導入時にチェックしておきたい、専門用語集

辞書

電子カルテを導入する際、覚えておくと便利な用語があります。

システム活用の際の専門用語や、医療のIT化にあたり覚えておくべき用語をご紹介していきますので、今後の医療業務効率化にお役立てください。

1.インフォームド・コンセント(Informed Consent)

医師が患者へ医療行為についての説明をした上での患者の理解・同意のこと。

医師や看護師などから、検査内容や診断結果、治療の方針などの十分な説明を患者にし、患者からの理解を得て、治療を進めていくこと。

2.オーダリングシステム(オーダエントリーシステム、オーダシステム)

検査や処方などに関わる情報システムのことで、医療現場の業務効率化や、サービス提供の短縮化を目指すために作られたシステム。オーダ(検査内容や処方箋)を入力することで、他部門とも連動し、会計処理の業務が迅速になるというメリットがある。

外来診療には「外来系システム」、病棟内の診療には「入院系システム」など、部門ごとにシステムが存在する。

3.看護支援システム

患者の情報、看護記録の共有により、それぞれの患者に適した看護手段を実現するためのデータベースシステム。

4.クリティカルパス

医師がコメディカル(他職種)との連携をはかるためにつられたスケジュール表のこと。治療計画を患者や家族に説明しやすくなる、などといったメリットがある。

5.コメディカル

医師以外の医療共同従事者のことを指す。

看護師、薬剤師、歯科衛生士、理学療法士、臨床検査技師などが含まれる。

6.遠隔診療支援システム

遠隔地にいる専門医が診断を支援したり、治療の指示を行うシステムのこと。

7.POMR式カルテ

問題思考型のカルテのことで、POSを活用し、患者の生活環境や習慣などを考慮に入れた治療対策に対応したもの。情報収集、所見診断、治療、評価のプロセスで記載・整理されており、患者から見ても分かりやすいというメリットがある。

8.POS(Problem Oriented System)

1968年にアメリカで提唱された問題解決技法で、診療録に活用されている。POMR式カルテなどで情報共有をすることにより、医療チームの連携が促され、より効果的な手段の発見に繋がる。小売業のPOS(Point Of Sales)とは別。

9.SOAP

診療録の書式の1つで、POSにより得られた情報を分類したもの。患者の主観的情報(Subjective)→患者の客観的情報(Objective)→情報分析・期待できる結果(Analysis/Assessment)→医療の計画(Plan)の順序でサイクルを回す。

10.PDCA

計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)の4つの流れを繰り返していく課題解決方法。ビジネスの場でも多く活用されている。

医療におけるPOSでは、このPDCAのサイクルが回されることにより、より客観的かつ確実な治療対策を練っていくことが期待されている。

11.電子カルテ

医師の診断経過、その結果や看護記録などを紙カルテに代わり記録する情報システム。時間や空間の制約なく、診療情報を共有でき、蓄積された情報を活用し今後の治療にも役立てられる。

12.HIS(Hospital Information System)

病院内の情報を管理できる、電子システムのこと。電子カルテシステムや、オーダリングシステムなどを総称した呼び名。「保険医療情報システム」とも呼ばれる。

13.マスターデータ

企業が社内や業務に向けて構築する情報システムにおいて、処理の基本になるデータのこと。製品、顧客、会計などに活かされる、データ処理時の中枢とも言えるデータ。

このマスターデータに問題が生じることを防ぐ方法が、「MDM(マスターデータマネジメント)」と呼ばれている。

14.リスクマネジメント

トラブルなどの発生時や発生後の対応を予測し、対策をしておく取り組みのこと。

15.レセプトコンピュータ(レセコン)

診療報酬明細書を作成するコンピュータのことで、「レセコン」はその略称。

16.レセプト電算システム

診療における報酬請求を、電子媒体によるレセプト(診療報酬明細書)を活用して行われるシステムのこと。

17.VPN(Virtual Private Network)

遠隔地でも専用線でデータ通信を行う仕組みのことで、インターネットとは違いプライベートな通信網であるため、安全性が高い。仮想プライベートネットワークとも呼ばれている。社内でのLAN接続とは異なり、通信業者の持つ閉鎖ネットワークを活用するため、場所を問わずに情報共有が出来る。

18.バックアップデータ

ウイルス感染やデータ破損などのトラブルに備え、予め情報のコピーを取り別媒体に保存されたデータのこと。データ破損の際に書き戻しが出来る必要がある

19.リストア

バックアップされたファイル・データ等を駆使して、データを使用できる状態に戻すこと。

20.リカバリ

障害が起きたパソコンやコンピュータシステムを初期化すること。購入時の状態に戻すため、保存されていたデータやカスタマイズも全て消えるが、ウイルス感染していた場合の復旧として有効な手段。

21.リモートメンテナンス

遠隔地より、ネットワーク上でサーバやパソコンなどのメンテナンスを行う方法。ソフトウェアのトラブルや改善に有効。

22.運用規定

業務の運営にあたり定められた規程のこと。電子媒体の保存システムを活用するにあたり、クリニックでも運用管理規定を行う必要がある。

23.e-JAPAN重点計画

「我が国が5年以内に世界最先端のIT国家となる」との目標を掲げた、行政の取り組みのこと。その中には、行政の情報化や公共分野での情報通信活用の推進という政策もあり、医療のIT化や遠隔医療を含めたサービス向上への取り組みが計画されている。

24.「保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザイン」の策定

厚生労働省において、情報技術を活用した医療の最適化をするために取り組まれている施策。「情報化が我が国医療の将来に大きな影響を与えるものであることを踏まえ、これを国として戦略的に進めていくことが極めて重要(厚生労働省公式サイトより引用)」との観点から、今後の医療のIT化推進を行っている。

用語を理解して、電子カルテを活用しましょう

パソコンに向かう医者

電子カルテを活用するということは、コンピュータなどのハードウェアとも接点が増えるということ。

そのため、本ページではIT専門用語についてもご紹介させていただきました。

厚生労働省をはじめとする行政の取り組みにより、医療のIT化・情報化は今後ますます進んでいくことは確実でしょう。

ご紹介した用語は医療の電子化において重要なものになりますので、出来る限り把握しておくと便利です。

 
 
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