必読!歯科用電子カルテの手引き

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訪問診療で活躍する、電子カルテの便利な機能

現在では増加傾向にあると言われる外来患者は、2025年をピークに減少していくことが予想されています。

つまり、外来診療のみの対応では、将来の収益確保が難しくなっていく可能性が高く、在宅医療などの新たな収益源にも力を入れていく必要があります。

ですが、訪問診療においては付帯業務が増え、人員に厚みのない診療所にとっては業務負担がネックになってしまうことも事実です。

電子カルテには、そのような業務負担を軽減させるべく、訪問診療に対応した機能がついているものがあります。

訪問診療に対応した電子カルテとは

電子カルテのイメージ

クラウド環境で利用できる

訪問先からでも簡単にデータベースにアクセスができ、カルテ作成ができることは、訪問診療の際には最低条件ともいえるでしょう。

タブレットなどからでも操作のしやすい画面表示になっているものや、定型文が入力できるもの、過去文書を簡単にさかのぼれるものなどは大変役立ちます。

外出先での操作がスムーズになる機能を搭載する電子カルテが、訪問診療には適しているでしょう。

また、オフラインでも過去カルテにアクセスできるなど、ネット環境の不具合にも対応しているものが使いやすいです。

スマートデバイスに対応している

常にパソコンを持ち歩くのは大変ですし、経費の関係でパソコンを何台も用意できない場合もあるでしょう。また、パソコン紛失の際のリスクも非常に大きいです。

スマートフォン、タブレットなど、私用のスマートデバイスからでも簡単にアクセスが出来る電子カルテを使用すれば、訪問時にも簡単にカルテ作成などの業務を進めることができます。

また、医師が外出しているときにアクセスができ、情報の共有がスムーズになるので、訪問診療意外の場面でも大きなメリットがあります。

最近では、チャット機能がついている電子カルテもあり、どこにいても確認したいことを気軽に連絡できるため、急ぎの場合にも活躍します。

タスク管理機能

カレンダーのようなかたちで、往診スケジュールを簡単に確認・変更できる機能がついているものは、タスク管理としても大変便利です。

ケアマネージャーの計画書、ケアプランを共有することが出来る電子カルテもあり、チームが共通した目標意識を持つことによる、チームワークにも繋がります。

また、中には、スケジュールだけでなく、承認待ちの代理オーダを確認できたり、後回しになっているタスクを確認できる機能がついているものもあります。

施設(患者)単位の請求書発行機能

請求書を患者ごとに、簡単に発行できる機能は、業務負担をかなり軽減してくれ、月初の忙しさからも解放されます。未収管理ができるものもあり、支払い関連の業務効率が大きく向上します。

中には、レセプトソフトと連携して請求書を発行できるものもあります。

情報のアップデートを自動的に行ってくれるカルテを選べば、診療報酬改定などにも素早く対応ができ、手間をとりません。

訪問先への地図ルートを表示する

誰が訪問しても分かりやすく便利なのが、地図ルートの表示機能。ドライバーが代わったり、訪問先が多く時間に限りがある場合でも、最短ルートを表示してくれる機能です。

わざわざ最短ルートを毎回検索するのは大変ですよね。そういった小さな業務負担も軽減することで、仕事の効率をより向上させてくれます。

訪問診療にかかわる記録書が登録できる

訪問時に判明したことや、患者の特記事項などを登録できる機能がある電子カルテもあります。院内からは分からない患者の経過や、患者のアレルギーなど、訪問診療の際に把握しておくべき記録を登録できるため、医療の質向上にも繋がります。

記録した情報をコピーペーストしてカルテに取り込める電子カルテもあり、二度手間を出来るだけ省くこともでき大変便利です。

在宅医療に必要な医療文書作成機能

在宅医療においては、以下のような医療文書の作成も必要ですが、電子カルテでこれらの文書を作成することもできます。

  • 訪問介護指示書
  • 介護主治意見書
  • 居宅療養管理指導書

上記のような文書の作成機能があるものを使用すれば、訪問診療がスムーズに行えます。

患者情報をカルテから吸い上げて、簡単に転記出来る機能や、過去文書を活用して新しい文書を作成できるものなど、文書の作成に便利な機能があると訪問診療時の業務負担やミスを防ぐことができます。

FAX送信機能

電子カルテによっては、FAXに直接送信ができる機能もついており便利です。外出先から、提携医院や薬局にFAXを送れるので、処方箋などもスムーズに共有することができます。

また、医事文書を簡単にケアマネージャーまで送信することが出来るなど、この機能がついていると、院内でも院外でも情報の共有がスムーズになり、対応もスピーディーになります。

物品管理機能

在宅医療で使われる物品の管理機能がついている電子カルテもあります。物品の交換頻度などが確認できます。

セキュリティ

訪問診療の際のカルテ管理には、院内に比べて大きくリスクが伴います。情報漏洩を防ぐため、不正ログインやデータ改ざんを防ぐことのできる電子カルテを選ぶことが重要です。使用しているサーバーが安全であるかや、データのバックアップが取れるかという点に関しても確認しておくと良いでしょう。

簡単にみられるマニュアル

訪問先でカルテを触った時、操作方法が分からずに時間を要してしまうと、次の業務に取り掛かれませんし、訪問先にも迷惑がかかってしまうかもしれません。

操作が分からなくなった時に、動画などで簡単にマニュアルが確認できる電子カルテであれば、新人でも操作をしやすいので、業務効率は大きく上がります。

なぜ、訪問診療に対応する必要があるのか

電子カルテを患者に見せるイメージ

高齢化社会の日本では、在宅医療は今後大幅に増えていくことが見込まれています。

ですが厚生労働省によると、少子化による人口減少の影響もあり、2030年には「看取り難民」が47万人にまで増加すると予想されています。

その一方で、60%以上の国民が終末期の自宅療養(在宅医療)を望んでいるという調査結果も明らかになっています。

これらを踏まえて、看取りも含めた在宅医療に対応できる診療所は、今以上に必要とされてくるでしょう。

訪問診療に対応するだけでなく、今後増えていく患者を出来るだけ多くケアできるためにも、電子カルテなどによる業務効率化は必要になってくるでしょう。

 
 
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